三井不動産リアルティ株式会社様
導入事例

わかりやすいシステムで受検者の問い合わせ「ゼロ」へ
ストレスチェック受検率向上に貢献!
組織変更前後や異動前後の分析も可能に!

(写真左から、岸川さま、畔原さま)

三井不動産リアルティ株式会社

人事部 人事グループ長 畔原友宏さま
人事部 人事グループ  向後一雄さま
人事部 人事グループ  岸川秀平さま

 三井不動産リアルティ株式会社さまは、不動産流通事業のリーディングカンパニーとして、様々なフィールドで質の高いサービスを提供 されています。「住みかえ」思想を一般的な考え方に定着させた「三井のリハウス」を中心とした不動産仲介をはじめ、企業や個人資産家の不動産コンサルティング、「三井のリパーク」ブランドによる駐車場経営、会員制カーシェアリングサービス「カレコ」の運営などの幅広い事業を展開されています。
 今回は、東京都千代田区霞が関の本社にて、人事部でストレスチェックや社員の休復職等のフォローを担当されている畔原さまと向後さま、そして福利厚生等健康経営の制度企画を担当されている岸川さまにお話を伺いました。


 

背景

 

  • ストレスを抱えている社員を早期発見し、適切な対応をしていきたい

 

決め手

 

  • ストレスチェックをよりスムーズに運用したかった
  • 以前、保健同人フロンティアに委託していたことがあり、丁寧にサポートしていただいた体験があった
効果
  • 分析するために登録できる項目が多く、組織変更前後や異動前後の分析が可能になった
  • 受検方法に関する社員からの問い合わせがゼロになった
  • ストレスチェックの受検率が向上した

 

導入背景 ー不調者の早期発見・早期対応のための運用見直しー 

ストレスを抱えている社員を早期発見したい

私が所属する人事部は、『三井不動産リアルティで働いて良かった』の実現をミッションとして掲げています
具体的な指針は、3つあります。

① 社員が当社で働くことに『誇り』を持てる会社となるために、
  人事部として何をするのかを日々考え、実行していくこと。
② 人事制度や施策を社員に分かりやすく、積極的に発信・開示して
  いくこと。
③ まず自分達から「当社で働いて良かった」と言えるよう、
  人事部内の働き方改革を推進すること。
 これらを達成してくためには、社員が健康で前向きに生き生きと仕事をしていけることが重要です。
就業環境を整え、産業医による健康相談も適宜実施をしていますが、それだけではなくストレスを抱えている社員をストレスチェックに
よって早期発見し、早期に適切な対応をしていきたいと考えています。
(向後氏)


導入の決め手 ー適切かつスムーズな運用のためのサポート体制の充実ー

手厚いサポート体制でスムーズな運用が可能に

 ストレスチェックは法制化の年度より実施し、2022年度からは 保健同人フロンティアのHoPEサーベイを導入しました。
HoPEサーベイの導入を決めたのは、私の前任の担当でした。それまでは他社のストレスチェックシステムを利用していましたが、様々な課題を認識しており、よりスムーズに運用できるシステムや委託先を探していたんだと思います。
 私自身当時は異動してきたばかりで、ストレスチェックの担当者としての実施は初めてでしたが、保健同人フロンティアの営業担当の方はストレスチェックに関する初歩的な質問にも丁寧に回答してくれました。
運用体制も手厚く、運用担当の方による対応も親切できめ細かく、そしてスピーディーでした。受検に必要なデータ作成にも協力していた
だきましたので、スムーズにストレスチェックを実施することができました。(向後氏)

導入後の効果 ーわかりやすいシステムにより受検率の向上に寄与ー

社員からの問い合わせがゼロ

 これまでの傾向として、社員の受検率が少しずつ下がってきていました。受検は各自の任意としておりますが、自らの健康状態やストレス状況を把握するため、担当としては、数多くの社員に受検してほしいと思っておりました。
 未受検者に向けて受検勧奨をするためにリマインドメールを送信
したり、受検できる期間を延長したり、運用担当の方には当社の要望に真摯に応えていただきました。
 その結果、HoPEサーベイを導入した年の受検率は、良好で、
さらに2年目の今年は、受検率が向上しました。

 またストレスチェックのシステムが変わったにもかかわらず、受検方法に関する社員からの問い合わせは一件もありませんでした。社員にとっても受検しやすいシステムだったのだと思います。その他、労働基準監督署に提出するストレスチェック実施報告データもシステムから
簡単に出力することができたのでとても助かりました。(向後氏)

運用の工夫 ー分析のための登録項目の豊富さで新たな分析も可能にー

組織変更前後や異動前後の比較や分析が可能に

 ストレスチェックを実施した後、集団分析報告もしていただきました。
 当社は組織変更や異動が多いため、前年度のデータと比較・分析
することに課題がありました。しかし、運用担当や分析を行う
コンサルタントの方から、登録データの作成方法についてアドバイスをいただき
、組織変更の前と後の所属や異動者フラグを項目として
登録することで、前年比較そして異動に伴うストレスの変化について分析を行うことができるようになりました。それらの集団分析を
通じて、ストレス状況の変化を見える化できると良いと思います。
(向後氏)

今後の方針

働き方の変化に合わせた継続的な健康管理へ

 今年度は、アフターコロナ、そして当社の部門の一部において勤務カレンダー(勤務日設定)が変わり、働き方に変化がありました。 それに伴い、社員のストレスへの反応には注意が必要だと考えて
いますし、人事部内だけではなく社内全体において、働き方の変化
は注目されています。
 そのような状況下において、ロナ禍に入社し、コミュニケーションをとれる機会が少なかった若手社員を始め、社員同士が打ち解けやすい環境をつくることも健康経営の推進に必要だと考えています。
コミュニケーションを目的とした社内イベントの実施や、同好会等のコミュニティ活動の推進を、これからも企画をしていきたいと思います。
 また、社員の健康面の実態を把握するため、HoPEサーベイを導入して1年目は、追加設問の機能を利用してストレスと相関性のある
個別項目についてアンケートを取りました。

 例えば、喫煙・飲酒・運動と比較して、当社では、睡眠(平均睡眠時間、睡眠の質、眠気)の項目とwell-beingのスコアには強い相関があることがわかりました。今後は睡眠分析や睡眠障害のサポート等の導入も検討していきたいと思っています。(岸川氏)

 また、業界内の自社のポジションについてもストレスチェックを通して分析をしていきたいです。働く環境においても業界で一番を目指し
たいと思います。
 私たちはこの会社も一緒に働く社員たちも好きですので、社員には長く働いてもらいたいと思っています。そのためにも毎年ストレス
チェックをただ実施するだけでなく、実施後の分析を行い、対策をしていくことで、社員の心身の健康状態がよい方向に改善していければ
よいと思っています。
(畔原氏)


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