野村不動産ソリューションズ株式会社様
導入事例

社員の健康が会社の最も大切な財産!
会社の持続的成長を支える経営基盤として健康経営を推進

(写真左から、岡田さま、豊田さま)

野村不動産ソリューションズ株式会社


人事部 ウェルネス推進課 課長 兼 グループ人材開発部 D&I推進室 課長 岡田佳邦さま
人事部 ウェルネス推進課 専任課長 豊田真巳さま
 野村不動産ソリューションズ株式会社さまは、野村不動産グループにおける、仲介・CRE(企業不動産)部門として、個人向け不動産仲介事業・法人向け不動産仲介事業・保険代理店事業・銀行代理業・不動産情報サイト運営事業など、様々な事業を展開されています。
 また、2024年には経済産業省と日本健康会議が選定する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))」に6年連続で認定されています。

 今回は、人事部 ウェルネス推進課、社員の健康管理に関する業務などを担当されている岡田さまと豊田さまにお話しを伺いました。

 

背景

 

  • 2019年に健康経営優良法人の認定を受け、これからも健康経営を推進していきたいと考えていた

 

決め手

 

  • 客観的・専門的な視点から健康経営について支援をしてほしい
  • 保健同人フロンティアは年間コンサルティングだけではなく、健康経営に関する多様なコンテンツをもっていた
  • 継続的なバックアップをお願いできる
効果
  • 専門的な知見から現状の課題と対応策を提案してくれた
  • 年間のスケジュールに基づき各施策実施時期の整理をしてくれたことで、効率的に取り組むことができた
  • 定量的な目標に取り組んでいく意識が高まり、結果的に二次検査の受診率やストレスチェックの受検率が向上した

 

導入背景 ー会社の持続的成長を支える経営基盤としての健康経営推進ー 

社員の健康が当社の最も大切な財産
そのために健康経営を推進したい

 人事部 ウェルネス推進課では、大きく分けて4つの業務を担当しています。
①社員の労務管理②D&I施策への取組み③健康施策への取組み④エンゲージメント向上の取組みの実施です。

 野村不動産グループは、「企業が事業を継続し持続的に成長していくためには、社員の心身の健康と安全が不可欠である」と考えています。このため、野村不動産グループ行動指針である「私たちが大切にすること」に、「活き活きと働く、ウェルネスの実現」を掲げ、社員一人一人の多様性を尊重し、心身ともに健康で、活き活きと仕事に取り組むことができるよう「ウェルネス経営」を推進しています。
 当社では社員の健康が最も大切な財産であり、会社の持続的成長を支える経営基盤と考えています。そのため、2017年に健康経営宣言を行い、健康経営優良法人の認定を目指すこととなりました。
その後2019年に初めて「健康経営優良法人(大規模法人部門(ホワイト500))」の認定を受け、2020年現在の「ウェルネス推進課」という組織になり、健康経営の更なる推進をしていくこととなりました。

導入の決め手 ー中長期的な支援ー

客観的な視点から専門家の支援を受けることで効率的・効果的な実施へ

 保健同人フロンティアを知ったのは、情報収集を目的として健康経営に関するセミナーに参加したことがきっかけでした。
当時主担当として健康経営度調査の調査票を記入していましたが、どういった観点で記入をすればよいのか、書き方や判断に迷うことがありました。事務局に直接問い合わせをすることも考えましたが、客観的・専門的な視点から支援を受けられる外部サービスを導入できれば業務負担の軽減にもつながり、効果的・効率的に進めていくことができると思い、3~4社候補を絞りました。
そして中長期的な視野で考えたときに、年間のコンサルティングや健康経営に関する多様なコンテンツをもつ保健同人フロンティアに、継続的なバックアップをお願いできないかと考えました。

得られた効果 ー定量的な数値の改善ー

会社全体のヘルスリテラシーを向上させ、
健康意識を醸成し健康行動につなげていく

 当社の健康経営の取組を全体を通して客観的に見てもらった上で、議論を行い、専門的な知見から現状の課題と対応策を提案してくれるので、とても重要な役割を担ってもらっています。
年間のスケジュールに基づき各施策実施時期の整理やリマインドもしてくれるので、少ない人材で効率的に取り組むことができています。

 社員のヘルスリテラシーについては、アンケートによる回答で定性的には向上していましたが、定量的な目標にも取り組んでいく必要があるという意識も高まりました
例えば精密検査の受診率については課題になっていました。
健診後の二次検診の必要性を社内イントラに掲載したり、産業医や保健師と連携し受診勧奨を行ったり、管理職も巻き込んで安全配慮義務の一環として受診勧奨をしてもらう等、様々な施策を行いました。その他、人間ドック等の精密検査の受診を就業時間内とする制度も整えました。 
ストレスチェックについては、2021年の受検率は約85%でした。
受検率という数字を上げることを目的にするのではなく、受検率100%を目指すことで社員のストレス状態を適切に把握していくという観点から、「なぜストレスチェックを受けてもらう必要があるのか」の理由を示し、特に若年層に向けて地道にリマインドし続けました。
ストレスチェック実施後は、高ストレス者を産業医に連携し、保健師からは面談の案内を行いました。全体傾向として高ストレス者割合は低い方ですが、面談を希望する割合も増えてきました。結果的に直近の受検率は98%に上昇しています。
これからは組織単位の結果に加えて、管理職へのインタビューを行ったり、他のサーベイの結果とかけ合わせたりすることで、組織ごとの特長を分析し施策につなげていきたいと考えています。

健康課題に関する研修も行うことで、全社員が生き生きと働けるための意識も高まっています。
当社は全国に約100か所の拠点があります。拠点の管理職を健康経営推進担当者として任命をすることで、当事者意識をもってもらうことも大切にしています。
「何のためにやっているのか」と取り組みの目的を根気強く共有してきたことで、社員や管理職、会社全体のヘルスリテラシーが向上し、それが施策や各自の健康行動につながっていると実感しています。そしてこれらは定量的な数値としても、しっかりあらわれてきています。

運用の工夫 ー健康保険組合との連携ー

健保組合のリソースの有効活用、当社の働き方にあった独自の施策を実施

 当社が所属している野村證券健康保険組合では各種健康増進施策を展開しており、これらのリソースも有効活用しています。例えば歯科健診が無料で受けられますし、特定保健指導のメニューも充実しています。当社は拠点が全国で100か所あり、一堂に会して施策を実施することが難しいため、グループ会社のスポーツジムを利用する場合の費用補助などの情報も発信しています。

 当社の働き方にあった、自社のオリジナル施策も実施しています。
「コミュニケーション向上・心身のリフレッシュ・心身の健康」という健康施策の一環として各拠点に費用の補助を行い、懇親を深める社内レクレーションの企画も行いました。
 屋形船に乗ったり、ボーリングをしたり、テーマパークに行った拠点もありました。拠点という小さい単位だからこそできることがあると考えています。

今後に関して ー健康経営の浸透に貢献ー

全ての社員が健康で働きやすい環境を整えることを目指す

 健康経営を推進していくなかで意識をしていることは、あらゆる社員に効果を還元できるようバランスよく施策を実施していくことです。施策にあてはまらない対象の社員を少なくすることで、不公平感を生じさせないように努めています。全ての社員が健康で働きやすい環境を整えることを目指しています。

 野村不動産ソリューションズとして健康経営の取組を、社内やステークホルダーにも広く知っていただきたいと考えています。ひいては社員の満足度の向上、離職率の低下、リクルートの面でもよい影響をもたらすことも期待しています。
 また当社で行った取組で参考にしてもらえる施策があれば、他社にも取り入れていただき、健康経営の浸透に貢献していきたいです。結果として、それが当社の更なる成長にもつながると考えています。

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