
健康管理システム7社を徹底比較!診断・管理・分析機能などを要チェック
健康経営を目指すためには、人事担当者や産業保健スタッフが従業員の健康状態を継続的に把握しながら管理に努めることが重要です。
健康管理システムは、健康情報の可視化と集約、スムーズな情報共有を支援し、健康経営を推進するシステムです。
しかし、数ある健康管理システムから自社に最適なサービスを選定する方法が分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、健康管理システムの比較ポイントやおすすめ7社のサービスの特徴を紹介します。
目次[非表示]
- 1.健康管理システムとは
- 2.健康管理システムの重要な比較ポイント
- 3.健康管理システムおすすめ7社を比較
- 3.1.①HoPEヘルスケア
- 3.2.②HM-neo
- 3.3.③ライフマークヘルスアシスト
- 3.4.④Be Health
- 3.5.⑤OHMEクラウド
- 3.6.⑥Carely
- 3.7.⑦Growbase
- 4.まとめ
健康管理システムとは
健康管理システムとは、企業で働く従業員の健康情報を一元管理するシステムのことです。
健康診断業務を効率化する多様な管理機能が搭載されており、疾病の早期発見および予防に役立てることができます。
一般的な健康管理システムに搭載されている機能と概要は、以下のとおりです。
機能 |
概要 |
健康診断管理機能 |
健康データの取り込み、自動判定、データの検索・一覧表示、健診結果の参照、健診結果PDF格納 |
ストレスチェック機能 |
ストレスチェックの実施、受検状況の確認 |
面談管理機能 |
面談対象者の設定・登録・取り込み・検索・一覧表示、面談記録の登録・一覧表示・出力、面談の実施、面談予定日の管理、産業医意見書の作成・検索・出力など |
データ分析/評価機能 |
健診データの分析、ストレスチェックの集団分析、従業員の健康状態の総合評価など |
健康増進サポート |
健診データに応じた食生活・運動のアドバイス、健康増進のための施策提案など |
その他の機能 |
様式6号データの出力、未受験者一覧の出力、労基署報告済データの更新、事業所・部門別マスタ管理など |
上記の機能は、健康管理システムによって仕様が異なったり、そもそも搭載されていないケースもあります。選定の際には、必要な機能の有無を確認しましょう。
健康管理システムの重要な比較ポイント
自社に最適な健康管理システムを選定するために、以下の比較ポイントを参考にしてください。
- システムの導入方法がクラウド型か、オンプレミス型か
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- 事業所や部門ごとにマスタ管理は可能か
- 解答項目や各種機能のカスタマイズ性の高さ
- ユーザビリティの高さ(管理者、受検者の両方)
- 情報漏えい、不正アクセスなどに対するセキュリティ強度
- 導入・運用サポートの充実度
- ベンダーの導入実績の豊富さ
- データ管理後のデータを活用して健康課題解決まで見据えることができるか
健康管理システムは、従業員の健康状態を一元管理できることが大きなメリットです。
しかし、データを単に管理するのではなく、得たデータを活用して明確になった健康課題を解決まで見据えることができるシステムであることが重要です。
健康管理システムのなかには専門家によるサポートが付くものもあるため、健康データがより管理しやすくなります。
効率的な運用を実現したい場合には、ベンダーによるサポートが付帯するサービスの選定をおすすめします。
健康管理システムおすすめ7社を比較
ここからは、おすすめの健康管理システム7社のサービスや特徴を紹介します。
①HoPEヘルスケア
保健同人フロンティアが提供する『HoPEヘルスケア』は、健康データの一元管理ツールと、専門家による企業の課題に寄り添った丁寧なアドバイスで健康経営のPDCAを支援するシステムです。
▼サービスの強み
- 健診データや残業時間、ストレスチェックなど、あらゆるデータの一元管理で健康診断業務を効率化
- 産業医面談、高ストレス者面談、長時間残業面談、カウンセリングなどの多岐にわたる面談記録を一括集約
- 健康経営の支援実績70年以上を誇るノウハウでデータ管理だけではなく、こころと身体の専門家が企業の健康課題を解決をサポート
従業員のあらゆる健康情報を、直感的に使いやすいシステムで一元管理できます。
さらに、保健師や臨床心理士等のこころとからだに関する資格を持つ専門家によるサービスも充実しており、健康経営を多角的なアプローチで推進できる健康管理システムです。
また、『HoPEサービス』のひとつである、ストレスチェックシステム『HoPEサーベイ』との連携で、ストレスチェックの受検や集団分析だけではなく、従業員の定着と組織の生産性向上を目指すこともできます。
②HM-neo
NTTグループが提供する『HM-neo』は、健康管理担当者の管理業務や、人事部の集計報告作業を効率化する健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 社内に散見する様々な健康情報を一画面に集客して情報共有を促進
- 労基署報告や健診データの集計などを効率化して作業負担を軽減
- 未受診者管理やスケジュール化で健診・面談の漏れを防止
健康診断の準備や特殊業務管理、判定支援、 健診結果管理などに加えて、ストレスチェックや疾病管理も管理できる便利なシステムです。
③ライフマークヘルスアシスト
富士通のヘルスケアソリューション『ライフマークヘルスアシスト』は、産業保健スタッフの煩雑な作業を自動化および効率化する健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 人事データと健康情報を連携した従業員情報の見える化
- アブセンティーズム・プレゼンティーズム・離職率・医療費のアウトカムと健康リスクの関係性を可視化
- 蓄積データに基づく健康経営推進に向けた施策立案
従業員の健康に関わるすべてのスタッフを支援するための多彩な機能を搭載しており、受診状況の把握→健康状態の把握→保健指導→統計・分析→健康経営サポートというPDCAの構築を手厚くサポートします。
④Be Health
株式会社エヌ・エイ・シーが提供する『Be Health』は、誰でも使いやすい優れたユーザビリティで産業保健業務にかかる負担軽減を実現する健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 紙ベースの健診データをシステム上に集約して一元管理
- 低価格での導入・運用でコストの抑制をサポート
- シンプルな構成と直感的な操作性で導入後の運用も安心
産業保健に寄り添って10年以上支援してきた実績があり、ユーザの声を反映させた優れた操作性と柔軟性、そして圧倒的な低価格で好評を得ています。
⑤OHMEクラウド
産業医事務所が提供する『OHMEクラウド』は、健康管理業務のDX化に向けて、個社ごとに保健師や産業医が保健指導や健康相談をサポートする健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 産業医事務所のスタッフが健診結果の集計や事後措置に対応
- 社員手帳アプリを通じて保健師の直接相談窓口を設置
- 特殊健康診断や衛生教育も幅広くサポート
産業医事務所で経験を積んだスタッフによる手厚いサポートが特徴であり、単に健診データの管理を効率化するだけではなく、専門的なアドバイスを受けながら健康経営を目指せるサービスです。
⑥Carely
株式会社iCAREが提供する『Carely』は、ゼネラルリサーチのインターネット調査で産業保健業務従事者の86%から推奨された実績のある健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 人事労務・産業保健職のアナログな業務をクラウドシステムで効率化
- 保健師・心理カウンセラーなどの専門職によるコンサルティングサービス
- 国際規格のセキュリティ認証『ISO27018』で安全な利用環境を構築
紙ベースの健診結果データや勤怠システムと連携で業務効率化に寄与し、従業員のあらゆる情報を安全に管理して健康経営をサポートしています。
⑦Growbase
ヘルステックカンパニー ウェルネス・コミュニケーションズが提供する『Growbase』は、保健師が従業員の健康状態をスムーズに把握するために最適化された健康管理システムです。
▼サービスの強み
- 健康管理、ストレスチェック、長時間労働対策を網羅的にサポート
- 法令変更時の自動アップデートに対応したクラウドサービス
- 導入実績社数1,000件以上、月間利用継続率99.8%以上
『Growbase』は、目的に応じた2つのプランが用意されています。
上位プランのGrowbaseプレミアムなら、健康管理・保健指導・ストレスチェックなどに加えて、特殊健診や特定健診、特定保健指導などの充実したサービスが付帯されます。
まとめ
この記事では、健康管理システムの比較ポイントについて以下の内容で解説しました。
- 健康管理システムの基本的な機能
- 健康管理システムの重要な比較ポイント
- 健康管理システムおすすめ7社の比較
健康管理システムを比較する際は、搭載されている機能や一元管理できるデータの種類、導入実績などに注目して自社に最適なサービスを選定しましょう。
保健同人フロンティアが提供する『HoPEヘルスケア』は、従業員のこころとからだの健康データを一元管理し、蓄積データと専門的な知見を用いて健康経営を推進する法人向け健康管理システムです。
健康管理に関する豊富な機能を標準装備し、さらには健診結果のデータ化から分析、健康経営を目指すための施策立案までサポートします。また、ストレスチェックシステム『HoPEサーベイ』との連携により、こころと身体の両側面での支援の強化につながります。
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